■ 労働時間維持型
労働時間維持型とは、1週間あたりの休みを増やす変わりに1日の労働時間を増やして対応するやり方です。つまり1週間当たりのトータルの労働時間数が変わらないので給与水準も今まで通り変わらないパターンです。
現在一般的な法定労働時間は1日8時間、1週間で40時間という形が標準です。
この時間で週休3日制に変更する例としては、1日10時間勤務にした上で週4勤務とすることです。そうすると1週間40時間といった勤務形態となり、法定労働時間通りとなります。1日あたりの負荷は増えますが、メリハリの利いたワークスタイルを希望する従業員にとっては、給与水準も変わらないのでメリットがあるのではないでしょうか。
この場合にはちょっとした労務管理の対応が必要になりますが・・・。
■ 給与維持型
給与維持型は、会社休日をその分増やすが給与水準はそのままのパターンです。
従業員から見るといちばんメリットのある週休3日制といえるのではないでしょうか。給与は変えないけど労働時間は減るため、1日あたりの効率・生産性を向上させないと企業活動に大きなダメージが生じるリスクを抱えることにもなります。そのため企業側からしてみると企業活動に影響が出ては元も子もないので、制度導入にあたってはリスクを解消できるプランがあるかがカギになりそうです。